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中国、一歩ずつ人民元レートの柔軟性を増す
2006年 3月 8日8:26 / 提供:

 中国は一歩ずつ人民元レートの柔軟性を増すと、中国人民銀行(中央銀行)の周小川・総裁は新華社記者に語った。

  温家宝総理は、政府活動報告で、更に管理付きの変動相場制を整えると表明し、それは、中国は一歩ずつ人民元レートの柔軟性を増すという意味だと、周小川・総裁は語った。

 同総裁によると、人民元レート改革の段階及び国際市場の為替相場変動の状況を見れば、現在、人民元レートの変動幅は用が足りる。現在、対ドルの人民元レートの変動幅は0.3%。今後の発展で言えば、更にこの変動幅を拡大する余地があるが、国内外の形勢次第だ。「中国は胡錦濤主席の訪米の直前に人民元レートの変動幅を拡大するか」という質問を、同総裁は答えていなかった。

  中国はレートの柔軟性を高める面でもっと進展すべきだと、米国財務長官はこのほど語った。 昨年7月21日、中国は人民元レート改革を始動し、現在、対ドルの人民元レートは8.0380:1で、昨年7月より、約2.88%切り上がった。