中国農産物貿易赤字、常態化の可能性あり、専門家が予測
2005年 10月 10日9:38 / 提供:
中国農産物の需給構成、農業資源の特徴によって分析すれば、今後、中国農産物貿易赤字が常態化する可能性があると、国務院発展研究センターの専門家?程国強氏が山東で食糧シンポジウムに出席した際、こう語った。
同氏によると、現在、中国はWTO加盟の「ポスト猶予期」に入り、国際化の競争圧迫が農業にのしかかり、特に、二つの変えにくい要因を重視しなければならない。
一、中国の個別営農という従来の農業が国外の大規模化、近代化の農業と太刀打ちできない局面が長期間内に逆転することはない。
二、先進国が農業に与える補助、保護による不公正な国際農産物貿易環境が短期間内に抜本的に変わらない。
これらの要因のため、中国は農産物輸出入の面で大きな圧迫に喘いでいる。 2004年、中国農産物の輸入額が280.3億ドル、はじめて貿易赤字を生じ、赤字額が46.4億ドルになった。