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産業構造改革で成果、エネルギー産業が貴州省の支柱産業に
2004年 11月 24日11:42 / 提供:

 伝えられるところによると、中国の西部大開発戦略実施後5年以来、水力発電と火力発電の資源に恵まれた貴州省は「西電東送」プロジェクトの実施で産業のグレードアップが達成し、エネルギー産業がタバコ・酒造産業に取って代わって、貴州省で1位を占める支柱産業となった。

  5年以来、貴州省は中国政府の資金投下に依存することなく、完全に市場に任せる方式を取ってきた。電力への投資は合計543億元に達し、省全体の固定資産投資の5分の1を占めるに至った。発電ユニット容量は541万キロワット増え、これまで50年間の発電ユニット容量の合計を上回ることとなった。

 今年9月末、貴州省の発電ユニット容量は1999年末の490万キロワットから1003.7万キロワットまで急増、初めて1千万キロワットの大台を突破し、広東省と周辺の省・自治区・直轄市への送電負荷は320万キロワットとなった。2010年までに、貴州省の発電ユニット容量は3000万キロワットに達し、省外への送電負荷は1000万キロワットになるものと見込まれている。

  貴州は西部大開発が進められている中で、「貴州省の電力を広東省に送る」ことを通じて、周辺の省・自治区の電力市場のを開拓を推進する一方で、省内の電力関連産業を強化し、電力市場の多様化に積極的に取り組んでいる。