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トウモロコシ先物取引開始2ヵ月来、日平均取引量12.5万標準取引口
2004年 11月 24日10:10 / 提供:

 トウモロコシ先物が大連商品取引所で取引を始めて2ヶ月来、好調な態勢を見せ、一日当たりの取引量は12.5万標準取引口、大型取引品目の優位性は明らかだ。

  大連商品取引所サブゼネラル・マネージャーの郭暁利氏は21日、記者の取材を受けた際、トウモロコシ先物契約は9月22日登場して以来、大人気、取引情勢も活発化、一定の市場規模に達し、トウモロコシ先物価格は真実かつ有効で、充分に国際先物市場価格と国内現物市場価格すう勢を反映していると語った。

  また、同氏によると、38日間の営業日のうち、トウモロコシ先物の日平均取引量と手持ち量はそれぞれ12.5万と20万標準取引口。そのうち初日取引量は32.75万標準取引口、その後、ある程度転落してきたが、基本的に10万標準取引口以上を保っていた。11月に入って以来、取引情勢は景気回復、日平均取引量は13万標準取引口、11月5日は18.6万標準取引口に上った。2ヵ月来の手持ち量は安定しながら増えつづけ、8週間の営業周において週間手持ち量はそれぞれ14.8万、19.5万、20万、21万、19.5万、21.1万、21万と24万標準取引口だ。

  朗報をもたらしたのはトウモロコシ先物投資は安定しながら増加、投資者規模も広がってきた。トウモロコシ契約取引に参与した現物背景のある法人ユーザーの取引量と手持ち量割合は大豆と豆粕をはるかに上回っている。

 現物企業はトウモロコシ先物取引に積極的興味を持っていることが分かった。トウモロコシ契約は登場したばかり、大型取引品目となり、一定のユーザー群を形成、さらに市場規模を広める基礎を備えている。世界トウモロコシ豊作・発売の圧力に直面しているにも関わらず、大連トウモロコシ価格は横ばいから脱出、やや上伸、先物運営態勢は穏かで、価格も合理化に転じている。

  なお、郭暁利氏によると、トウモロコシ先物市場を促すには大手ユーザーの投機ではなく市場メカニズムを生かし、市場を育成すべきだ。大連商品取引所は毎年、全国各地で数百回にわたって市場説明会、育成班を行い、トウモロコシの主産地、販売先に立ち入り、調査研究を展開、トウモロコシ現物貿易、国際貿易、品質標準、貯蔵・輸送といった問題について農民、企業、専門家、投資者からの意見を募集、規範的運営と行き届いたサービスを通じ、トウモロコシ先物市場を押し進める決心と自信を強める。