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証券監督管理委員会、大連商品取引所のトウモロコシ先物取引を認可
2004年 8月 18日11:05 / 提供:

 中国証券監督管理委員会が17日発表したところによると、国務院の同意を得て、証券監督管理委員会は最近、大連商品取引所でのトウモロコシ先物取引を認可した。

 大連商品取引所によると、さまざまな事前準備を済ませてから、トウモロコシ先物の取引を開始する。 証券監督管理委員会によると、中国社会主義市場経済の発展に伴ない、投資家のリスク回避の需要が日に日に高まり、着実に先物市場を発展させることは国民経済、関連産業の落ち着く運営にとって必然的な要求となる。証券監督管理委員会は全面的、慎重な研究を経て、大連商品取引所でのトウモロコシ先物取引を認可した。

  関連資料によると、トウモロコシは中国の重要な食糧品種の一つで、生産、消費の分野が広く、年間生産量、年間消費量が1.2億トン前後、米国に次ぎ、世界第2位にあった。中国経済の発展に伴ない、トウモロコシは食糧から工業原料へと転換し、現在、国内の80%以上のトウモロコシは主に飼料、トウモロコシ澱粉、アルコール、味の素の加工及び製薬などに使われている。

 証券監督管理委員会によると、1997年以来、トウモロコシ市場と価格が次第に自由化されている。今年、食糧流通体制改革の更なる進行に伴ない、食糧市場が全面的に開放されている状況下で、適時にトウモロコシ先物の取引を開始し、食糧市場システムを整備することはトウモロコシ生産者と加工・流通企業の市場リスク回避に資する。