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中国が2015年ASEANに30億元の無償援助
2014年 12月 22日15:45 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 中国国務院の李克強首相は20日、タイの首都バンコクで大メコン川流域経済協力計画(GMS)第5回首脳会合に出席し、中国とタイ、ミャンマー、カンボジア、ラオス、ベトナムの5カ国との協力強化に5つの提案を打ち出しました。

 李首相は「中国は大メコン圏地域(GMS)の国境を越えた電子商取引の協力プラットフォームの構築を主張している。中国は2015年、ASEAN(東南アジア諸国連合)の後進国に30億元の無償援助を提供し、タイ、ミャンマー、カンボジア、ラオス、ベトナムの中南半島5ヵ国の貧困撲滅における協力にあてる」と話しました。

 また、李首相は「中南半島諸国は豊富な自然資源と労働力という優勢を持つが、インフラ施設関連の大規模な建設プロジェクトには設備、技術、資金などの支援が必要である。中国は高速鉄道、電力、電信などの装備製造業(大型機械·設備等の製造業)の水準が高く、鉄鋼、セメントなどの建築材料の生産能力が高く、建設の経験が豊かで、外貨準備高が十分にある。双方は地理的に隣接している条件を活かし、国境を越えた経済協力区や、中南半島5ヵ国、特に新しい鉄道路線の周りに工業、技術および産業パークを設立できる。中国は2015年経済回廊フォーラムの主催を希望している」と述べました。

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