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世界経済の成長に持久の原動力をもたらす――専門家が習近平主席の第9回G20サミットでの重要な演説を解読
2014年 11月 17日17:29 / 提供:

   【新華社北京11月17日】中国の習近平国家主席は15日オーストラリア・ブリスベンで開催した第9回20カ国・地域グループ(G20)首脳会議の第一段階会議に出席し、『革新的発展を推進し、連動的成長を実現させる』と題する重要な演説を発表し、G20の全面的な成長戦略の実施に対し、中国側の提議・主張を提起し、中国が引き続き経済成長の勢いを維持し、世界経済の成長を促進するために大きく貢献してゆくと強調した。

   専門家は、習主席が演説の中で提起した「発展方式の革新」、「開放型世界経済の建設」、「世界経済ガバナンスの完備」という三つの提案は、当面に着眼し未来にも目を向け、大国の遠大な見識や国際事務に積極的に参与し、またメンバーの義務を切実に履行するという責任やその担いを体現している。

   世界経済の成長には革新的な発展が必要

   「私たちは発展の理念、政策、方式を革新させねばなりません」――習主席の発展方式の革新に関する論述は、専門家たちの共鳴を引き起こした。

   「習主席の提起した提案は急所をついています。G20は世界的な金融危機への対応の中でいくつかの対応措置をとり、その短期的な効果は明らかですが、当面の世界的な金融危機が回復し、転換する肝心な時には、新しい思考が必要で、新たな措置をもつべきであり、危機対応という短期的行為からグローバル経済ガバナンスという長期的に効果を上げるメカニズムへの転換が非常に重要です」と中国国際問題研究院の曲星院長は述べた。

   中国国際問題研究院の阮宗澤副院長は、「現在G20の発展は集団的な転換の問題に直面している。G20は今ではグローバル経済ガバナンスの一つの重要なプラットフォームとなっており、その政策、目標はいずれも長期的に考えるべきで、革新的な発展の方式を通して構造的な調整や改革を行うことがたいへん必要だ」と考えている。