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崔天凱駐米大使が中米経済協力について語る
2014年 11月 8日13:35 / 提供:
 駐アメリカ中国大使館の崔天凱大使はこのほど、アメリカのCNNの公式サイトで「中国とアメリカの協力がなぜ必要なのか」という署名入りの文章を発表し、各国が共同で出資し、管理するアジアインフラ投資銀行(AIIB)を支持するようアメリカに呼びかけました。

 この文章は、「アジア太平洋経済協力会議(APEC)非公式首脳会議は、会議に参加する国と地域の相互信頼を強めて猜疑心をなくし、アジア太平洋地域の今後数十年間の強力な経済の協力と一体化の実現に基盤を作ることになる。中米の協力はこの地域の各国に利益と共同発展をもたらす」と指摘しました。

 アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)を構築する構想について、「これは、アメリカが2006年のAPEC会議で提唱したものだ。今、FTAAP構築の条件が揃い、その見通しも明るい。FTAAPの構築ができればこの地域の経済貿易の成長を力強く促進できるに違いない。これまでに、中国とアメリカという世界最大の二つの経済体が同時に一つの自由貿易圏に入ることはない。しかし、FTAAPはこの問題を解決することができるだろう」と示しました。

 アジアインフラ投資銀行(AIIB)について、崔天凱駐米大使「この銀行は、本地域の交通、通信及びエネルギーに関する経済プロジェクトに効率よく融資を提供するだけでなく、世界銀行やアジア開発銀行(ADB)などの金融機関に補完的役割を果たすこともできる」とし、アメリカとその他の国々の支持に期待を寄せました。(万)暮らし・経済へ