2014年アジア太平洋経済協力会議(APEC)の最後の高級実務者会合が5日と6日に、北京で開かれました。この会合の目的は、間もなく開催されるAPECメンバー国の非公式首脳会議に向けて政治的な地ならしをすることです。

　会議の出席者は「未来に向けたアジア太平洋パートナーシップを共に築く」というテーマの下、地域経済一体化の推進、経済の革新と発展、改革と成長の促進、インフラ整備と相互連結の全面的な強化といった重要な議題をめぐって、今年の協力成果をまとめました。

　また、この会合でアジア太平洋自由貿易区の構築、相互連結、経済の革新と発展、改革と成長についての一連の提案が可決されました。これらの提案が閣僚級会議と首脳会談に提出されます。その他、会合では腐敗取り締まり、海洋分野での協力、イノベーションによる発展、女性の経済活動への参加などについての協力提案も可決しました。