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日本9月の貿易収支は赤字、円安で輸出力ともに増加
2014年 10月 28日14:46 / 提供:

 ロイターの報道によると、9月貿易収支(原数値)の予想中央値は7770億円程度の赤字(前年同月は9432億円の赤字)となる見通し。

  円安を背景に輸出額が2カ月ぶりにプラスに転じた一方で、液化天然ガスや通信機の輸入増により輸入額が輸出額を上回り、赤字額は前年同月比で拡大した。 日本財務省の統計では、日本の対アジア輸出姿勢が強く、9月の対華輸出は15%増だという。 貿易統計によると、貿易赤字額は前年同月比1.6%拡大の9583億円だった。輸出は6.9%増の6兆3832億円。輸入も6.2%増の7兆3415億円と2カ月ぶりに増加した。

  みずほ証券の末広徹マーケットエコノミストは輸入動向について「新型スマートフォンの発売のような特殊要因を除けば内需縮小によって輸入数量は増えにくい環境にある。今後の輸入金額は内需縮小の影響と、円安による輸入金額増加の綱引きとなる」とみている。

(編集Y)


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