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中欧の専門家、「一带一路」を契機とした中欧の全方位的協力の推進を研究討議
2014年 10月 22日15:59 / 提供:

  【新華社長沙10月22日】「『一带一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)』の提唱は、中国の夢であるだけでなく、欧州の夢でもあり、それはまた総合性と実務においても実行可能です。中国とEUは協力を強化してユーラシア大陸を経営することができ、欧州はもっと東に目を向け、中国はもっと西に目を向けましょう。」と21日、中国・国際問題研究院欧州研究所の崔洪建所長は第二回「中欧フォーラム」の円卓会議で述べた。

   中国公共外交協会とEUのシンクタンク「欧州の友」による主催の第2回「中欧フォーラム」円卓会議が20日から21日にかけて湖南省長沙市で開催された。今回のフォーラムの趣旨は中欧パートナーシップの全面的発展を促進し、「シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード」の建設を共同で推進することで、英国、フランス、ドイツなどの国の学者および一部の多国籍企業や国際組織の研究者50人余りが会議に出席した。

   崔洪建所長は次のように述べた。「歴史を振り返ると、20以上の国が『一带一路』の枠組みの中に組み入れることができ、歴史上のシルクロードはアジアから中央アジアを通じて欧州へ到しています。これは一本の本道で、また東アフリカ、北東アフリカ、中東へ通じる数本の支道もあります。利益に関連するすべての国をその中に組み入れれば30カ国になるはずで、『一带一路』の提案はその潜在力が莫大です。」ユーラシア大動脈の共同建設は、交通やインフラだけでなく、情報やデジタルの繋がりとより多くの人的交流も含まれている。

   ポーランド国際問題研究所(The Polish Institute of International Affairs)の国際経済関係のアナリストであるタタール(音訳)氏は「一带一路」の概念はポーランドにとってとてもメリットがあり、ポーランドの輸出増加へのチャンスで、中国と欧州の企業により多くの協力のチャンスをもたせ、より多くの物流集散センターを打ち立てることができるだろうと述べている。

   上海社会科学院欧州研究センターの徐明棋主任は、「一带一路」は中国の「海外進出」のために一層便宜をはかった条件を提供する見込みで、また欧州企業の「一带一路」地域への投資にチャンスを提供してゆくだろう。人員、資金、貨物などの方面の交流を絶えず強化することを通して、平和の基礎がよりしっかりとし、中欧が世界のために行う貢献もより顕著なものとなる見通しだとの見解を示した。

  (新華網日本語)

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