ChinaJoy日本パビリオン
携帯ゲーム業界の戦いは、戦場が日本から中国に移った。
日本Mynet社社長の上原仁氏の講演では、「日本の携帯ゲーム業界の競争がすごく厳しく、普通の企業は生存しにくい」という。同社は日本の携帯ゲーム開発会社のリーダー企業で、業界では圧倒的な人脈を持っている。
上原氏はユーモア的に「この市場から逃げ出したいというところで、もし、日本市場に進出する中国企業があったら、今は買収する絶好チャンスだ」と話した。
中国ゲーム市場は日本の1.5倍に
ChinaJoy会場のBtoB総合ビジネス商談エリアで、11社の日本携帯ゲーム企業が出展した「日本パビリオン」は、数多くの注目を浴びている。一部の企業責任者は中国の商社とビジネス商談を交わし、一部の人は積極的にプロモーションしている。
DI(上海)企業管理コンサルティング有限会社の板谷俊介高級マネージャーによると、「この11社とも実力企業で、独特な優位性を持っている」。今回は中日政府の協力を貰えて、「日本出展グループ」が出来た。
板谷氏は、「現在の日本のゲーム市場が飽和傾向だが、中国市場にはまだ大きな潜在力があり、特に携帯ゲーム分野だ。我々はこれら日本企業の中国市場開拓に力を出したい」と紹介した。
DI社は、中国の携帯ゲームの市場化規模が、今年の日本は横ばいだが、2、3年後には、日本の1.5倍になると予測している。
日本のゲーム企業は中国と深い協力
こんな魅力的な市場を見て、日本企業は虎視眈々となっている。
DMM傘下のゲーム会社の片岸憲一社長は毎年ChinaJoy会場を見学し、同社は80人気ゲームを運営している。片岸氏によると、「中国のパートナーを探して、中国でわが社のゲームを発行したいが、一方、中国の優秀ゲームを日本へ持ち込みたい」と話した。
また、日本知名のスクウェア·エニックス、DeNA会社、gumi及びKlabなど大手会社はすでに中国市場に進出した。