中国商務省の瀋丹陽報道官は7日、「中国とアメリカは投資協定の交渉に対しタイムスケジュールを設けていないが、双方は積極的にプロセスの推進を加速させる」と明らかにした。

　これは、北京で行われた商務省の定例記者会見で瀋報道官が述べたものだ。今年の6月23日から24日に行われた第7回中米戦略·経済対話の期間中に、双方は、両国の投資協定の交渉を引続き積極的に推し進めることに合意した。世論では双方が既にタイムスケジュールを設けたと推測している。

　これに対し瀋報道官は「第7回中米戦略·経済対話を行った時に、初めてネガティブリストを交換し、重要な進展を収めたことを、双方は共に『一里塚』だと表現し、今年の9月初めに再び交換することに同意している。双方は、タイムスケジュールを設けていないが、両国首脳が達成した共通認識に基づき、いち早くハイレベルで互恵ウィンウィンの協定を結ぶよう、交渉の推進を積極的に加速させていく」と話した。

　中米投資協定の交渉は、2008年に行われた第4回中米戦略·経済対話から始まり、現在までに19回も交渉を行った。