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「シルクロード基金」が実質始動
2015年 4月 22日15:05 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 中国が400億ドル(約4兆8000億円)の規模を想定して設立する「シルクロード基金」、中国の三峡グループとパキスタンの水力·インフラ施設委員会は20日、パキスタンのイスラマバードで、「パキスタン水力発電プロジェクトの共同開発に関する諒解協力覚書」に調印した。「シルクロード基金」による対外投資は今回が初めてだ。

 今回のパキスタンでの水力発電プロジェクトは、今年末に着工し、2020年に稼動する見込みだ。30年の運営が終了した後、無償でパキスタン政府に移譲することになる。

 「シルクロード基金」は現在、多くの関連部門と企業と接触し、プロジェクトの評価と選定を強化すると同時に、一部の実施可能なプロジェクトを確定した。今後、同基金はより多くのプロジェクトに投資することになる。

 今回の投資について、韓国「中央日報」の中国研究所の韓友徳(ハン·ウード)所長は「周辺諸国の成長に協力し、共に発展していく中国式の『協力·ウィンウィン』というロジックがますます世界各国に受け入れられるようになった」と評価した。

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