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安倍首相が最も恐れているのは誰?(写真)
2014年 6月 3日11:00 / 提供:新華経済


 中国メディア・BWCHINESE中文網は5月30日、「日本の安倍首相が最も恐れているのは誰?」と題した記事を掲載した。

 自民党派閥内で「最後のボス」と呼ばれている人物。その人物こそ、安倍晋三首相が最も恐れている政治家である。二階俊博議員(65)は自民党第5の派閥・志帥会の会長だ。韓国紙・中央日報によると、1993年に自民党を離脱して小沢一郎氏と共に行動し、2003年に自民党に復党した。こうした経歴にもかかわらず、二階氏は党の中心に君臨している。そのパワーの源は天性のリーダー気質だ。

 昨年9月、安倍首相がアルゼンチンのブエノスアイレスで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会に参加する際、2020年東京五輪を誘致する演説を何度も練習していると知った時は、「それほど懸命に練習するなら、韓国や中国に対する演説も練習してはどうか」と皮肉った。安倍首相が周辺国との外交を軽視していることに対する直接の批判だといえる。

 二階氏は以前から積極的に韓日関係の改善に取り組んできた。来月1日にソウルで開幕するNHK交響楽団の韓国公演。政治的な行き詰まりを文化交流を通じて打開しようという試みだが、二階氏が号令をかけるとすぐに250人もの支持者が「韓国に公演を見に行く」と手を挙げたという。