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中国側は強硬に米国防長官に対応すべき
2014年 4月 9日11:14 / 提供:新華経済


 中国紙・環球時報は8日、「中国側は強硬に米国防長官に対応すべき、すべての人に『わ
れわれの気分を害するな』と告げよ」と題した記事を掲載した。

 記事によると、米国のヘーゲル国防長官は7日、日本訪問を終え、中国に到着、「遼寧」号への搭乗を許されるという礼遇を受けた。ヘーゲル氏は日本では日本人が喜ぶ言葉をたくさん発したが、中国到着後は中国を批判するトーンは下がるとみられている。ヘーゲル氏は日本で、中国に対して「ロシアがウクライナに侵入したようにはせず」、周辺の小国との領土争いに対処するよう求めると煽動的な発言をしている。

 記事は、これを踏まえ、「ヘーゲル氏と対談する中国側高官は遠慮しすぎないでほしい。同氏は日本で中国に対して強硬姿勢を示した。中国に来たら、中国高官による中国の立場に対する率直な表明を聞かなければならない。受けた厚意はその分返礼しないと失礼にあたる。これこそが中国の文化だ」と牽制。「われわれは、日本で発言した中国に対する『かなり強硬な』言葉を聞いている。ヘーゲル氏はそれがたとえ『米国の対中強硬は本物だ』という証明であっても、中国世論に説明する必要がある」との見解を示した。