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米の我慢限界に達する日本の言論 米日関係は最も複雑な時期に
2014年 2月 22日10:07 / 提供:チャイナネット

日本の岸田文雄外相は、米軍が核兵器を日本に持ち込むことに反対しないと発言し、世界の注目を集めている。中国海軍少将の尹卓氏は取材に応じた際に、「これは米国をなだめるための発言かもしれない」と指摘した。中国国際問題研究所の研究員の楊希雨氏は、「米日関係はこの60年間で最も複雑な時期を迎えている」と語った。

岸田外相は長崎大学で演説した際にも核兵器の使用について、「有事の際に核兵器を使用するのは合理的で、これはすべての国の自衛の権利だ」と発言していた。この発言は直ちに、国内外から強い批判を受けた。

楊氏は、「米日関係はこの60年間で最も複雑な時期を迎えていると、私は何度も繰り返している。米国は日本への依存を強め、アジア太平洋におけるリーダーとしての地位を維持しようとしている。その一方で米国は日本の右翼化の拡大に警戒を維持している。特に日本の歴史に関する言論は、すでに米国の我慢の限界に達している」と述べた。

楊氏は、「この状況の中、米国はまず日本を利用し、次に警戒しなければならない。日本は現在、米国が日本を利用するタイミングを利用し動きを活発化させている。これは米国の需要に迎合するためであり、また集団的自衛権の解禁のためでもある」と分析した。

外国に戦争を仕掛けるための法的枠組みと束縛から脱するためには、集団的自衛権の解禁で一歩踏み出さなければならない。楊氏は、「これは安倍首相の、いわゆる中国の脅威、日本が脅威を受けているという発言の偽りを示している」と語った。