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「神風特攻隊」の登録申請は「世界記憶遺産への冒とく」
2014年 2月 18日9:43 / 提供:新華経済
神風特攻隊

 日本が「神風特攻隊」の隊員が残した遺書や手紙などの世界記憶遺産への登録を目指していることについて、中国の専門家が「世界記憶遺産への冒とくだ」と激しく非難している。17日付で国際在線が伝えた。

 来年、第2次世界大戦の勝利から70周年を迎えるにあたり、中韓の学者が「慰安婦」に関する資料の記憶遺産登録を共同で目指す方針を表明。中国南京市も「南京大虐殺」関連資料の登録を目指し、準備を進めている。だが、これに対し、日本は「神風特攻隊」の遺書や手紙の登録を目指しているという。歴史の真相を守ることを目的とする中韓と違い、日本は侵略の歴史を美化し、戦後の国際秩序を覆そうという不純な動機を抱いていることは明らかだ。

 中国現代国際関係研究院日本研究所の王珊(ワン・シャン)副所長は「日本のやり方は世界記憶遺産への冒とく。第2次大戦は日本の侵略戦争であることは周知の事実だ」と指摘。「記憶遺産への登録でその価値観や認識をうやむやにして、次世代に伝えようとしている。日本当局が誤った歴史観を変えなければ、国際社会で孤立することになる」と非難した。