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東京五輪の死角、日本人の英語レベル
2014年 2月 13日9:54 / 提供:人民網日本語版

 2020年夏季東京五輪、パラリンピック組織委員会はソチで9日、記者会見を行った。席上、組織委員会会長の森喜朗元首相(76)は、自身の英語レベルは高くないと自嘲し、海外メディアの質疑に遭った。中国新聞網が香港紙「文匯報」の報道として伝えた。

 報道によると、日本人は決して「英語堪能」で栄えているわけではなく、エリート層のシンボルととらえられており、一般市民の英語レベルはずっと平凡なままだ。だが東京が2020年夏季五輪を開催することになり、日本政府は英語学習を強く推進し、五輪期間中に市民が外国人と「会話が通じないことのないよう」意気込んでいる。

 米ETSがこのほど発表した報告は、日本人のTOEFLの平均点はアジアで後塵を拝し、朝鮮よりも低いと指摘した。日本国民の英語は「ありがとう」「おはようございます」「さようなら」など基本的単語に限られ、大学生は往々にして英作文には抜きん出ているが、会話・意思疎通は死角のようだ。

 日本人は平均3千時間の英語学習をしていながら、半分の実力しか出し切れていない。東京医科歯科大の角田忠信名誉教授はこれについて、科学的解釈をしている。いわく日本語は「単脳言語」だが、英語は「複脳言語」であり、日本人が日本語を話す際には左脳のみ用いて情報を処理するが、英語を話す際には左右両方の脳を併用する必要があり、言葉のメロディーとアクセントを処理する。日本人の英語学習には先天的ハンディーがあるようだ。(編集HT)