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今後の空母発展の4大趨勢
2013年 8月 22日9:23 / 提供:人民網日本語版
 空母は国の鋭利な武器である。公海上を航行する空母以上に国家の力を示すことができるものはないと多くの国が考えている。「空母熱」が高まり続ける中、将来の空母の発展には4つの趨勢がある。北京日報が伝えた。

 趨勢1:無人戦闘機。艦載無人戦闘機が大幅に空母の攻撃能力を強め、攻撃距離を伸ばす。無人戦闘機は海・空戦闘モデルを変え、世界の軍事戦略構造に計り知れない影響をもたらす。米海軍は艦載機無人戦闘システムの開発、実験、配備を加速している。艦載機に占める無人機の割合は高まり続ける。

 趨勢2:艦載機のステルス化。F-35C、F-35Bなどのステルス機が21世紀の艦載機の主流となる。F-35は史上初めて量産されたステルス艦載機であり、米海軍航空部隊がステルス時代に入ったことを示すものだ。フォード級空母にF-35Cが搭載されると、高強度作戦では5〜7昼夜連日220回出動できる。中強度作戦では30昼夜連日180回出動し、1500の目標を攻撃できる。

 趨勢3:電磁式カタパルト。空母の執行任務の多様性はこのタイプの艦載機多数によって実現される。艦載機の出動頻度・回数の確保は、空母の戦闘性能を高めるカギだ。電磁式カタパルトは加速度を精確にコントロールでき、数トンから数十トンの無人機や有人機を代わる発射できる。

 趨勢4:新コンセプト兵器。空母は高価値兵器プラットフォームであり、対艦弾道ミサイルや対艦巡航ミサイルは空母にとって極めて大きな脅威だ。艦隊の艦艇と艦載機以外に、空母自身のミサイル迎撃能力も強化しなければならない。これは電磁投射砲、レーザー兵器といった新コンセプト兵器によって初めて実現される。射出速度2.5km/sに達する電磁投射砲の砲弾は340キロ先の目標を粉砕でき、防御半径は既存のシステムを大幅に上回る。(編集NA)