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日本、“准空母”で本当はロシアを威嚇したかった・・・
2013年 8月 15日9:54 / 提供:
“准空母”「いずも」

 香港紙・中評社は14日、「日本は“准空母”で本当はロシアを威嚇したかったが、それが出来そうもないため矛先を中国に向けた」と論じる記事を掲載した。環球網が伝えた。

 記事は、日本が“准空母”「いずも」を進水させた第一の目的は、太平洋艦隊に新空母を「少なくとも1隻」配備する計画を明かしたロシアへの“返礼”だが、それが叶わないことは分かっているため、中国に向けて“モリモリの筋肉”を見せつけ、釣魚島(日本名:尖閣諸島)問題で譲歩するよう迫ることにした、と指摘した。

 日本は派手に“准空母”を進水させ、ロシアに対して「日本を馬鹿にするな」と強がってみせたが、ロシアは全く怖がっていない。ましてや“北方領土”の返還など到底かなわない模様。だが、この点は日本も心の中では想定していた。ロシアへの威嚇が失敗しても、中国を脅かすという目的は果たせるに違いない、と踏んだようだ。

  釣魚島(尖閣諸島)争いの勃発後、日本は一貫して強硬姿勢をとり、米国を引っ張り込んで中国への威嚇を続けている。だが、日本にとって想定外だったのは、中国が全く動じないばかりか、報復措置まで打ち出してきたこと。そのため、国内外の“大事な観衆”に向けて日本の実力を誇示する必要があった。

 だが、“准空母”を見せつけられようが、中国の領土主権を守る決意を変えることはできない。そればかりか、中国の日本に対する警戒を高めるだけだ、と記事は牽制している。