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靖国参拝と右翼勢力の釣魚島トラブル…日本は震災に乗じて事を起こす
2013年 4月 26日9:37 / 提供:新華社
釣魚島(日本語名称:尖閣諸島)海域

 23日、日本の右派団体の船舶10隻と日本海上保安庁の巡視船10隻が釣魚島(日本語名称:尖閣諸島)海域でトラブルを起こした。日本巡視船の妨害にも関わらず、中国海洋巡視船編隊は日本の右翼勢力を追い出し、釣魚島海域での巡航を継続している。軍事専門家の羅援少将は「中国は現在、(四川地震の)救援活動を行っている。日本のこうした手法は意地が悪く、人間性を欠き、非人道的なものだ」と指摘した。

 羅援少将は、「日本の右翼勢力80数人が『漁業視察』を名目に釣魚島に来て、日本海上保安庁がこれを守るという構図だった。表面上は民間の行動だが、実際は政府の色がついたもので、中国の領有権をあからさまに揺さぶろうとするものだ」と指摘した。

 羅援少将はまた、「日本のこうした手法は非人道的すぎる。中国が震災の救援活動を行っている現在、日本はこれに乗じて釣魚島で悪意をもってトラブルを起こした。危ないサインと見なすべきだ。今回は漁業視察が名目だったが今後はそれ以上に多い口実を持ち出すだろう。日本の動向にわれわれは警戒感を高めなければならない」と述べた。

 羅援少将は「安倍晋三首相は裏表のある手法を使っている。中日関係で平和が何よりも大事だと主張する一方で、中日間の緊張に拍車をかけ、挑発を続けている。これは偶発的な出来事ではない。日本の右翼勢力80人が釣魚島海域でトラブルを起こすことと、国会議員168人の靖国神社参拝は足並みのそろったものだ。これらの問題を関連付けてみれば、日本の右傾化傾向と密につながる組織的、計画的、協力的なものだと言える」と指摘した。

 

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