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あと何人の「外国人雷鋒」が、国民を教育する必要があるか?
2011年 7月 8日9:34 / 提供: 東方ネット

 10年前、イギリス人のウィリアム・リンゼイ氏は長城の足元の雁棲鎮で、長城環境保護組織が地元村民6人を環境保護員に雇用し、定期的に長城へごみ捨てに行かせた。ウィリアム氏と環境保護員やボランティアがこの10年間に拾ったごみは数千キロにもなった。しかし、ウィリアム氏がこの前行った調査によると、随所にごみを投げ込む観光客がやはり75%を占めていた。  

  我々の隣に、ウィリアム氏のような「外国人雷鋒」は少なくない。浦東空港で、日本への留学生が母親を刺した事件が発生した後、あるネット愛好者は当時の撮影映像を提供した。映像では、現場での野次馬は多かったが、外国人1人しか助けに行かなかった。その外国人の叫びによって、もう1人の外国人が助けに行った。現場にいた人は、助けたくないわけではなく、関係の救急知識が持っていないので、恐らく迷惑をかけることを心配していた。このような「外国人雷鋒」は、何人の中国人を恥じ入らせることができたのか?  

  我々の制度は多くの欠陥が存在していて、例えば救急知識の教育、衛生習慣の育成などだ。一貫した制度の保障がないため、「外国人雷鋒」に会っても、瞬間的に顔が赤くなって、その後は一切変わりはない。  

  中国人の素質が低いことを責めるのは無意味なことだ。最も肝心なのは、完備した国民育成制度が必要で、そして、断固持ち続けて、全社会の良い習慣を育成する。そうしないと、「外国人雷鋒」に会ったら、永遠に顔を赤くするしかないのだ。

(翻訳:兪静斐)