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中米間のアジア太平洋地域「外交戦」が第2ラウンド入り
2014年 11月 14日10:33 / 提供:新華夏

 英BBCによると、東アジアサミットに出席するアメリカのオバマ大統領はミャンマーのテイン·セイン大統領と会談する前に、ミャンマー政府の改革プロセスに後退の兆しが出ていると警告した。中米両国の元首が一堂に集まる国際会議では、「中米がアジア太平洋地域の影響力を競り合っている」という記事はメディアを賑わしている。

 こういう報道は北京でのアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議からミャンマーの首都ネピドーに広がっている。韓国紙「文化日報」の13日付記事では、アセアン首脳会談の開催につれ、中米両国のアジア太平洋地域「外交戦」も第2ラウンドに入っている。

 英紙「デイリー·メール」の12日付記事では、インドのモディ首相はミャンマーでアセアン諸国の首脳と会談するほか、オーストラリアで開かれるG20サミットに出席する予定だ。アジア構図の変化に試される。こういう変化を加速させているのは中国だ。世界2位の経済大国である中国は東南アジアに対し最大の貿易相手になっている。

 東南アジアでは、中国の投資と貿易は米日よりものを言っている。 米国務副長官だったIra Kasoff氏は12日、アメリカの戦略的重心がアジア太平洋地域に移っているが、エネルギーを失いつつあり、北京はアジア影響力競争に勝っていると指摘した。   

 中国社会科学院アジア太平洋地域·世界戦略研究院の許利平研究員によると、中米両国がアジア太平洋地域の主導権を競り合っているという説は実は西側の下心のある宣伝で、中米は「不対抗」、「不衝突」で合意し、続いて着実に貫徹する。中米は競争関係にもあり協力関係にもある。中米連携はアジア太平洋地域の安定と発展に積極的な意義をもっている。