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世界的に億万長者数が増加、富の偏在が激化
2014年 10月 31日16:17 / 提供:新華夏

  シンガポール紙「聯合早報」の31日付の報道によると、英国慈善機関、オックスファム(Oxfam)が出した報告書では、金融危機以降、世界の億万長者人数は倍増し、富の偏在の激化を示している。Oxfamは各国政府が財産と収入の問題を公正に解決していないと指摘し、政府に公平な社会推進の責任があると指摘した。

 同報告書によると、世界人口の70%はこの30年間、貧富格差が絶えず拡大し続けている国で生活している。また、富の偏在は進んでいる。金融危機以降、世界の億万長者人数は2倍となり、1645人に達した。

 世界の最も豊かな85人の毎日の収入は2013年、6億6800万ドル増えた。ビル·ゲイツ氏は全財産をドル札に換算すると、毎日100万ドルを使ったとしても、それを使い果たすには、218年間がかかる。

  Oxfamが指摘したように、富の偏在は各国政府にとっても責任を取らなければならない問題である。なぜなら、彼らは富がピラミッドの頂点にいる人物の手に落ちれば、すべての人間がそれにより恩恵を受けるという甘い考え方を持っているからである。ただ、現実はそうはいかない。政府には、最も貧しい人々が他の人に遅れをとらないよう確保する責任はある。