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中国スマートフォンが世界市場を席巻、特許の革新が課題に
2014年 10月 28日13:19 / 提供:新華夏

 英誌「エコノミスト」の27日付報道によると、世界スマートフォン市場で大きなシェアをもつサムスンやアップルは現在、中国企業からのインパクトに直面している。中国企業は今まさに海外市場に打って出ており、世界の携帯電話の市場構図に大きな影響を与えるシェア争奪戦はスタートしている。

 第2四半期に中国製スマートフォンの販売台数は1億台、全世界の販売台数の3分の1を占め、中国は世界最大の携帯電話市場に浮上した。販売台数トップテンの中で中国企業は8社あり、特に小米(シャオミ)は中国市場でサムスンを抜いて最大のスマートフォンブランドとなった。第2四半期に小米の販売台数は1540万台に達しており、現在は6000万台の年間目標を達成するために邁進している。同社は2015年の販売台数が1億台にのぼると予測した。

 中国企業は日増しに実力をつけ、海外進出につき進む中、最大の脅威はサムスンとアップルからの訴訟である。また時に自分自身が知的財産権に関する紛争に巻き込まれることもある。米国の弁護士事務所CooleyのBen Qiu氏によると、小米は世界市場で特許権紛争に直面する可能性がある。ただ、グーグルの元副総裁を含むシンクタンクを抱える小米はすでに持久戦に備えており、激しい競合や特許紛争に冷静に対応しながらさらなる拡張を実現できると見られる。