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メドベージェフ首相が日本の抗議を無視
2015年 8月 24日9:28 / 提供:新華経済

 ロシアのメドベージェフ首相が3度目の北方領土訪問を計画していることが先月23日に明らかになった。日本の外務省は強く抗議し、訪問中止を求めているが、ロシア側は日本の立場を考慮しない姿勢を示している。環球網が伝えた。

 ロシアメディア·RIAノーボスチによると、メドベージェフ氏は択捉島で行われる青年教育フォーラムに出席し、代表らと面会する意向を示している。日本の外務省は「北方領土における日本の立場に背く行為であり、日本人の民族感情を深く傷つける」として計画中止を求めている。外交筋は「抗議のために岸田文雄外相のロシア訪問の日程を延期するしかない」と指摘。岸田外相は「プーチン大統領の訪日準備へのマイナス影響」に懸念を示している。

 一方、ロシア側は日本の抗議に対し、「第2次大戦の結果を全く顧みていない」として日本側の立場を考慮しない姿勢を示した。メドベージェフ氏は大統領時代の10年と首相時代の12年に国後島を訪問している。