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“日本でも大きな悩み”と東京五輪の経費節減
2015年 5月 21日15:40 / 提供:新華経済

 韓国メディア·ハンギョレ新聞は、膨大な国家負債に苦しむ日本政府が、2020年東京五輪·パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場の建築計画を大幅に変更するなど、経費節減に乗り出したと報じた。

 記事は17日、下村博文文部科学相が、東京都の舛添要一知事に対して、東京都に500億円の費用負担を求めると同時に、経費節減と工期短縮のため、開閉式屋根を五輪後に完成させ、8万席の観客席の一部を仮設席にするなどの計画を明らかにしたと伝えた。

 日本政府は、1964年東京五輪のメインスタジアムとして使用された国立代々木競技場を解体し、新しい競技場を作る基本計画を立てた。日本政府が打ち出した基本計画によると、新しい競技場の完工には1624億円が必要。今回は、その中の3分の1近くの500億円の負担を東京都に求めた。

 これに対し、舛添知事は「材料費の急騰などで実際の工事費用は2500億円まで膨らむという指摘も出ている」とし、「税金を支払うのは都民だから、きちんとした根拠がないといけない」と話した。

 記事は、「膨張する五輪開催費用は韓国だけではなく、日本でも大きな悩み」と指摘しながら、東京都がバスケやバドミントン競技場などの新築は諦め、2000億円の建設費用を節減したことを評価している。また、「建設費節減のために、様々な構想を打ち出す日本の姿は、2018年平昌五輪の分散開催など政治的な決断が出せない韓国の姿と対照的だ」と伝えている。

 この記事に対し、韓国のネットユーザーからも様々なコメントが寄せられている。

「東京五輪のメイン会場の設計が今一つ。あの設計案にあれほど高い費用を払う必要があるか?」

「韓国も日本も代表的な建物を外国人にデザインさせている。外国人に私たちの情緒が分かるか?」

「東京のメイン会場のデザインが、ザハ·ハディッドに決まった時、ガッツポーズをした。日本もやられてみな」

「東大門はハディッドが設計。新国立競技場も東大門と同じようなデザイン。あんなものを東京のど真ん中に建てるほど、日本の美的感覚が落ちてしまったとは···」

「東京五輪のメイン会場はデザインからして問題」

「東京では今建設ブーム。五輪を迎え、どう変わるか楽しみ」

「平昌は財政破綻と生態系を守る方法を考えなくてはならない。江原道の福祉政策に大きな問題が生じることになる」

「浪費してでも面子を立てたい韓国は、100年経っても、日本を追い越せない」

「日本の夏季五輪と平昌の冬季五輪は比較できない。日本は子供の時から水泳を教えたり、部活も活発。施設も整っている。江原道に競技場建てても使い道がない」

「節約が当然なのに、なぜ分散しない?」

「江原道は今何をしているんだ?手を抜いている気がする。あと数年しか残っていない。日本が嫌なら、他の国と分散について協議すればよかった」