安倍晋三首相の米上下院合同会議での演説前、現地の中国系と韓国系が強く抗議した。２８日にはワシントンの国会議事堂前やサンフランシスコの日本領事館前で抗議集会が開かれ、安倍首相に公式な謝罪を要求した。３０日付で聯合早報網が伝えた。

　２８日、国会議事堂前にアジア系が多数集結し、「安倍氏は公式な謝罪を」「戦争の罪を洗い流そうとするな」「慰安婦に正義を」「反省は謝罪ではない」などと書かれたプラカードが掲げられた。韓国系を中心とする２００人以上が集まった。

　サンフランシスコでは、米国華商総会の呉国宝·副董事長と韓国系の代表２人が請願書を持って日本領事館に入ろうとしたが、領事館職員に止められ、請願書の受け取りも拒否された。呉氏は「失望した。日本は当時の罪を認めず、請願書を受け取る勇気すらない」と語った。領事館職員に握手を求めたが、これも拒否されたという。