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訪日中国人客増加は韓国にも商機
2015年 3月 31日10:51 / 提供:新華経済

 韓国中部の忠清北道は中国からの訪日旅行客が急増していることに目を付け、道内にある清州国際空港で乗り換えをする訪日中国人ツアー客をビザ(査証)免除の対象とするよう、韓国政府に提案した。韓国·聯合ニュースの29日付の報道として、中国·チャイナデーリー(電子版)が30日伝えた。

 昨年、日本を訪れた中国人観光客は240万9000人で、2013年に比べて83.2%増えた。忠清北道当局は、「清州国際空港など地方の空港で乗り換える中国人客がノービザとなれば、中国人客の韓国滞在期間は2~3日となり、韓国と中国、日本の3カ国の民間交流も深まる」と提案している。

 韓国法務部は昨年4月、清州国際空港を利用する中国人観光客について72時間、ノービザで空港に滞在できるようにし、さらに同9月には空港周辺に120時間滞在できるようにした。これにより、同空港経由で韓国を訪れる中国人客の数は12年の約3万2000人から昨年、約18万人に急増した。