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中国海警船、日本の建国記念日に釣魚島巡航
2015年 2月 12日8:40 / 提供:新華経済

 日本の海上保安庁は11日、中国海警局の船3隻が日本の建国記念日に合わせて、10日夜から11日午前中にかけて釣魚島(日本名:尖閣諸島)付近の海域を航行したと発表した。環球網が11日報じた。

 日本メディアによると、中国海警局の船3隻は北京時間10日午後5時半ごろに接続水域に入り、11日午前10時ごろには釣魚島の北北西およそ34キロの海域を航行したという。

 日本の第11管区那覇海上保安本部は11日、中国海警局の船3隻について「海警2113」、「海警2166」、「海警2350」と確認した。日本側の巡視船が中国側に対して絶えず警告を発し続けたが、中国側はこれに対して中国語と日本語で「釣魚島およびその周辺の島は中国固有の領土。われわれは中国海域において定例巡航を行っている」と応答した。

 神武天皇の即位日とされる2月11日は、1873年に明治政府によって「紀元節」とされた。1889年2月11日には大日本帝国憲法が発布された。米軍占領時に紀元節は廃されたが、独立回復後の1966年に「建国記念の日」として復活。11日、日本の多くの建物や一部家庭の門に国旗が掲げられ、各地の神社では「建国祭」が催されたが、日本政府による記念イベントは行われなかっ た。