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訪韓日本人が12年ぶり低水準、明洞は中国人頼みに
2015年 1月 13日8:42 / 提供:新華経済

 韓国メディア·ヘラルド経済は12日、今年訪韓する日本人観光客が12年ぶりの低水準となる見通しである一方で、ソウルの代表的繁華街·明洞では中国人観光客への依存度が急速に高まっていると報じた。

 韓国文化観光研究院によると、今年、訪韓する日本人は180万人程度と見込まれているという。円安と日韓関係の悪化により、2012年の350万人からわずか3年でほぼ半減し、2003年以来、12年ぶりの水準に下がる。

 これに対し、2014年に610万人を記録した訪韓中国人は、今年はさらに増えて794万人程度と見込まれているという。中国語で旅行客を示す「游客」の発音から来た「ヨウコ」という単語は、中国人観光客を意味する言葉として定着しつつある。最近では、整形手術後の腫れが残った顔で明洞を歩く中国人女性も珍しい光景ではなくなったという。

 記事は、“ヨウコ”の特徴を「あれこれ計算しながら慎重に選ぶ日本人と違い、一度店に入ると“一掃していく”という表現が適切なほど、数万~数百万ウォンの買い物をしていく」と紹介。ヨウコを呼び込むために、明洞の商店では中国語が堪能な店員をそろえたり、転倒のディスプレイを中国人好みに変更するなどの努力をしているという。

 韓国文化観光研究院は、こうした現状に対し「観光産業にプラス面は多いが、過度の依存は下げる必要がある」と指摘。「今後もヨウコが継続的に来ればいいが、日本人のように突然来なくなることも有り得る。東南アジアの観光客誘致戦略など、第3の市場開発を続けていかなければならない」と訴えている。

 この記事に対しては、韓国ネットユーザーから以下のようなコメントが寄せられている