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日本が大好きで東京に行ったが··と訪日中国人(shacinn )
2015年 1月 12日10:50 / 提供:新華経済



  礼儀正しさは他人とのコミュニケーションを円滑に進める方法だが、度が過ぎると慇懃無礼になってしまう。また、敬して遠ざけるというように、厄介ごとにかかわらないようにする態度として表れることもある。見知らぬ旅先で常に親切な人に出会うことができたなら、ずっと楽しい旅になるのかもしれないが、時として「冷たい対応」に出くわしてしまうことも仕方のないことだろう。

  中国のあるネットユーザーが8日、ネット掲示板に「日本が好きだから東京に行ってきた。東京で感じたことを話すよ」というスレッドを立て、日本が好きだったのに実際に行ってみてショックを受けたという心情を紹介した。以下がその内容だ。

  日本のお店のスタッフは、中国人に対して礼儀正しいのだが、軽視されている感じを覚えた。基本的に服装や化粧、歩く姿勢から国籍が見破られてしまうのだ。自分は田舎者っぽいし、しかも最初の2日間は化粧をしていなかったから、異質であるかのように感じた。ああ。

 日本人は心の中で中国人を嫌っているに違いない。マツモトキヨシに入ったとき、店員に日本語で「中国語で案内できる人はいますか?」と聞いたところ、この店員は日本語で「分からない」と答えた。あとになって、中国人店員が近くにいることにようやく気付いた。

 お台場でバスを待っているとき、夜の列車の時間が分からず、彼氏としばらく中国語で相談しても分からなかったので、日本人のおばさんに尋ねてみた。するとおばさんは「すみません」と一言言うと、わざわざ私たちから遠くに離れて行ったのだ。私たちは差別されているのか?(号泣)

 幸い、近くにサラリーマンのおじさんがいて英語で助けてくれ、最後には「どうぞ楽しい夜を」と言ってくれた。

 日本滞在中、私は自分でも大声で話さず、歩きながらものを食べたりしなかったほか、彼氏にもその辺でタバコを吸わないように、禁煙のホテルで喫煙しないようにと注意した。彼氏は悩ましげに「真面目なフリをするな」と私に言った。

 以前は日本がとても好きだったが、自分はこの都市とはマッチしていないことが初めて分かった。なんといっても、私たちは歓迎されざる中国人なんだもの。初めての東京旅行は、きっと最後の東京旅行になるだろう。