2014年 7月 17日15:13 ／ 提供：中国国際放送局日本語放送

　イスラエルとパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスは16日、国連からの求めにより、人道的理由で5時間の停戦に合意すると表明しました。

　国連中東和平プロセス特別調整官は当日、パレスチナとイスラエルにそれぞれ人道的理由から一時停戦を求めました。この停戦時間内にガザの市民が食品や生活に必要な人道的物資を入手することを望むとの考えを示しました。

　イスラエル軍とハマスの報道官はそれぞれ、国連の求めに応じると表明した上で、現地時間17日午前10時から停戦を開始し、5時間後の午後3時に終止することを明らかにしました。

　これに対し、国連事務総長の副報道官は「パンギムン事務総長は依然として外交面の仲介を継続する。各国指導者が影響力を発揮し、パレスチナとイスラエルの停戦と交渉再開を呼びかけるよう促している」と述べました。

　一方、アメリカのオバマ大統領は16日、記者会見で「アメリカはエジプトの停戦提案を支持する。アメリカはあらゆる外交資源を用いてでも、イスラエルとハマスの停戦を実現させる」と述べました。