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フィリピン大統領の訪日中の発言を批判 中国外交部
2014年 6月 26日15:28 / 提供:新華網日本語

 【新華社北京6月26日】フィリピン大統領の今回の訪日中の発言について、中国外交部の華春瑩報道官は25日、関係国間の互いに交流することによって、地域の平和と安定にプラスエネルギーを注ぎ込むよう希望すると述べた。

 当日の定例記者会見で、ある記者が次のように質問した。フィリピンのアキノ大統領が24日に訪日し、日本の安倍晋三首相とともに記者会見を行った際、安倍首相が提案した日本の軍隊の国際影響力を上げる計画を支持すると表明した。中国側はこれに対しどのように評するのか。

 華春瑩報道官は次のように述べた。歴史の原因で、中国側は軍事安全の分野における日本の政策と動向に高く注目している。これもアジアの隣国と国際社会が共に関心を寄せていることだ。周辺の隣国の安全方面における正当な懸念について日本に理解、尊重し、平和の道を堅持するよう希望する。

 華春瑩報道官は次のように述べた。中国側はフィリピンの指導者の訪日中の発言について注目している。長期にわたり、中国は当事国と、歴史の事実と国際法を尊重することを基に、双方の協商と対話を通じて領土と海洋管轄権に関する争議を解決しよう努めてきている。関連国家が人為的に緊張と対立を築いて地域情勢に新たな複雑な要素を増やさないで、着実に誠意を出し、中国側と向き合って前向きに進むべきだ。

 華春瑩報道官は、「関連国家が互いに交流することによって、地域の平和と安定にプラスエネルギーを注ぎ込み、建設的な役割を果たすべきだ。」と述べた。

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