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程永華駐日大使が創価大学で講演 温かい歓迎受ける
2014年 6月 19日13:25 / 提供:中国駐日本国大使館

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 2014年6月13日午後、程永華駐日大使は招かれて創価大学で「伝統を受け継ぎ、黄金の橋を共に架けよう」と題する公開講演を行った。創価大学の教師、学生ら1000人余りが程大使の講演を聴いた。  

 程大使は講演の中で創価大学の創立者、池田大作氏が中日関係の回復と発展および中日の子々孫々の友好のための人材育成で貢献したと高く評価した。程大使は次のように述べた。今年はちょうど池田大作氏が初めて中国を訪問し、周恩来総理と会見した40周年である。両国間にまだ直行便のない時代から池田氏は代表団を率いて訪中し、その数は10回に上り、中国各地を訪れ、実践行動で中国人民の尊敬と信頼を得て、両国と両国人民の理解、相互信頼、友誼を促進した。程大使はまた自らが中国の第1回留学生として創価大学で学んだことと結びつけて振り返り、池田氏と創価大学の中国人留学生に対する思いやりと配慮に感謝した。  

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 程大使は次のように指摘した。中日両国は引越しのできない隣国同士の大国で、「和すれば双方を利し、闘えば双方傷つく」。近年、日本国内の一部勢力の逆行のため、中日関係は次々に厳しい挑戦(試練)に遭遇している。こうした局面は池田氏を含む前の世代の友好関係者が奮闘努力した方向からかけ離れ、両国人民と国際社会の期待に背くものである。

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 程大使は次のように強調した。両国関係を改善するには中日両国の四つの政治文書の精神に従い、前の世代の政治家、友好関係者の知恵と先見の明、勇気を受け継ぎ、両国関係の発展を阻害している政治的障害を排除しなければならない。双方は相手方の発展に理性的に向き合い、互いを協力パートナーとし、互いに脅威とならず、相手方の平和的発展を互いに支持する重要な共通認識(コンセンサス)を堅持し、対話と意思疎通を通じ、信頼を増進し、疑念を払拭し、戦略的安全保障の相互信頼を再構築しなければならない。程大使は次のように述べた。中日関係を処理する際には創価大学の3大建学理念を参考にし、「人間中心、相互尊重・信頼、平和擁護」の精神に従い、両国関係が末永い安定に向かう道を模索する必要がある。  

 程大使は講演の最後に池田氏の著作にある「双方は永遠に崩れることのない日中友好の黄金の橋を架けなければならない」という名言を引用し、中日両国の青年が友好の良き伝統を受け継ぎ、発揚し、中日両国の安定的、平和的関係の構築に貢献するよう希望を託した。講演に先立ち、程大使は創価大学の関係者の案内で校舎を見学し、田代康則理事長、馬場善久学長、寺西宏友副学長ら大学首脳と親しく友好的に懇談した。大使館の白剛・公使級参事官と創価大学第1回中国留学生で中日友好協会副会長を務める前札幌駐在総領事の許金平氏も出席した。  

 創価大学は東京都八王子市にある。「人間教育の最高学府たれ、新しき大文化建設の揺籃たれ、人類の平和を守るフォートレス(要塞)たれ」を建学の精神としている。

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