Home > ニュース > 国際  >  中国の元ギリシャ駐在大使:ギリシャ各界は李克強総理の訪問を重視 
中国の元ギリシャ駐在大使:ギリシャ各界は李克強総理の訪問を重視 
2014年 6月 18日9:40 / 提供:新華網日本語

  【新華社北京6月17日】国務院の李克強総理は16日に旅立ち、イギリスへ赴いて中英首相年次会談に出席し、またイギリスとギリシャを公式訪問する。中国の杜起文元ギリシャ駐在大使は先日取材に応じた際、ギリシャ政府と各界は李克強総理の訪問にたいへん高い期待を寄せており、中国企業との協力展開の強化を通して、ギリシャの徹底した危機からの脱出や、経済発展の回復を支援できるよう望んでいると表明した。

  李克強総理は訪問期間中、ギリシャの指導者と両国の各分野における実質的な協力への一層の発展について深く意見を交換し、双方が共同声明を発表して、一連のインフラ建設、文化、海洋、品質検査などの分野に及ぶ政府間協定や商業契約を締結するとのことだ。両国の総理は中国・ギリシャ海洋協力フォーラムに共同で出席し、また中遠太平洋有限公司のピレウス港ターミナルを視察する。

  杜起文氏はこのように語った。ギリシャは世界の海運大国で、ギリシャ運営の商船のトン数は世界の16%−17%を占めている。中国から輸入された大口商品、例えば食糧、鉱物砂、鉱石の50%、原油の60%はギリシャ商船が運送を引き受けたものだ。ギリシャの船主たちも中国の船舶製造企業とますます多くの協力を展開し始め、新しい船舶の工事請負発注を中国に任せている。

  杜起文氏は、ギリシャは東地中海の海上運送の中枢に位置し、中欧の経済貿易の往来拡大や、シルクロード経済ベルト構想の実施に伴って、ギリシャはより重要な役割を発揮するものとみなしている。

  杜起文氏は、ここ数年中国とギリシャの両国の人文交流が盛んに発展し、人民の相互理解と友好的な感情が日益しに増えており、今後の両国の各分野における交流と協力が新しい段階に進むために、すばらしい基礎を打ち立てたと語っている。