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日本、IAEAに提出した報告書にプルトニウム640キロを記していないと承認
2014年 6月 15日10:00 / 提供:新華網日本語

 日本の政府関係者は13日、日本が国際原子力機関(IAEA)に提出した報告書には、その保有している640キロの未照射のプルトニウムが含まれていないと承認し、またその原因は「特殊な状況」によるものだと述べた。

 ある匿名の日本の駐ウィーン国際機関多角代表団の役人は同日に新華社の記者に次のように伝えた。日本は既にその2012年及び2013年に提出した報告書には未照射のプルトニウム640キロを記していないと確認した。日本側は、二年連続で報告書には640キロのプルトニウムの記載が漏れていたことは、「特殊な状況」によるものだと見なしていると同役人は示したが、しかし、彼はいわゆる「特殊な状況」の関連情報を提供することを拒んだ。

 IAEAの発表した「プルトニウム管理規則」によると、関連諸国はIAEAを通じて、その規定される種類のプルトニウムの関連情報を一般公開しなくてはならないが、未照射のプルトニウムも明確にそれに含まれている。日本はIAEAに提出した報告書に、日本が「プルトニウム管理規則」を執行すると明らかに示している。

 IAEAのハイノネン前事務局次長はメディアのインタビューを受けた際、これらのプルトニウムは未照射のものだと確認されれば、報告書に記される必要があると述べた。

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