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ASEAN、「アジアの安全は試練に直面している」
2014年 6月 10日16:27 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 9日にミャンマーで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラムの高官会議は、「当面、アジアの安全情勢は平和と安定を引き続き維持しているが、ますます多様な試練にも直面している。第2次世界大戦や冷戦、領土海洋権益紛争など古くからの火種がまだ消えていない上に、テロやネットセキュリティー問題、多国籍犯罪などの新しい危険も日増しに際立っている」との見解を示した。

 中国外務省の劉振民外務次官は高官会議で習近平主席が発表したアジアの安全観を全面的に紹介し、「グローバル化が高速で進む中、いくつかの国は依然として軍事同盟や強権政治といった古い安全観念を信奉している。これは地域間の不信感を増幅させ、食い違いを拡大し、地域の平和、安定と繁栄にマイナス影響を与えている」と話した。

 劉外務次官はまた、「中国は、各方面が地域経済一体化の推進に尽力している。地域の多面的な協力機構を完備させ、地域国家の需要に応じた安全枠組みの建設に取り組みたい。アジアの平和、安定、発展と繁栄をともに促進させることを主張する」と述べた。

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