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中露海上合同演習、日本機が異常接近
2014年 5月 26日17:00 / 提供:
中国とロシアが実施した合同軍事演習「海上協力2014」

 中ロ軍事演習「海上連合-2014」が5月22日から24日にかけて、中国の東中国海の北部の海空域で行われた。双方は停泊地の防衛や、共同での護衛、対空、対潜、捜索・救援、調査・識別、乗っ取られた船舶の解放、対海攻撃、実際の武器使用するなどの多項目の演習を行った。

 中露の両指揮官が25日、記者会見した。中国側指揮官の田中・海軍副司令官は「以前の合同演習と比べ、戦略的、全面的、融合的かつ実戦的になった」と評価した。

 同日、中国国防省は、ウェブサイト上で、ロシアとの合同軍事演習の間に日本の自衛隊機が中国の防空識別圏(ADIZ)に侵入し、「危険な行動」を取ったため、緊急発進(スクランブル)で対応したと発表した。声明は「日本の自衛隊機は許可なく演習空域に侵入し、危険な行動を取った。国際法や国際的な基準の重大な違反で、誤解を引き起こし、空中での事故につながる可能性もあった」と指摘した。

 中国社会科学院日本研究所の盧昊氏は25日、環球時報の記者に対して、「中日の軍事摩擦が発生し、特に目撃者が中日双方のみの場合、日本は先に情報を開示し主導権を握り、世界の輿論の風向きを間違った方向に変えようとする」と指摘した。

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 盧氏は、「日本は先に、事実を巧妙に描写し浮き彫りにすることで、中国の軍事的な脅威のイメージを誇張している。これは日本の中国けん制の主な手段の一つになっている。                   

(編集z)

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