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タイ首相、違憲判決で失職
2014年 5月 8日9:53 / 提供:中国国際放送局
 タイ憲法裁判所は7日、インラック首相が国家安全委員会事務総長を解任したのは職権乱用であり憲法に違反したとして、首相は失職するとの判決を下した。判決後に記者会見したポンテープ副首相は、首相失職を受け首相代行にニワットタムロン副首相兼商業相が就任すると発表した。

 タイ憲法裁判所はこの日の昼判決を下したが、裁判官が判決書を読み上げるのに1時間かかった。憲法裁判所はインラック政権の行為は憲法266条と268条に違反したとし、憲法182条によりインラック首相とこの人事に参与した9名の閣僚が失職すると判断した。

 先月2日、憲法裁判所は上院議員28名が提出したインラック首相が憲法に違反したとする提訴を受理した。議員たちは、インラック首相が2011年9月30日に国家安全委員会事務総長のタウィン氏を解職した行為は職権濫用の疑いがあり、憲法違反だとしていた。

 

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