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韓国船沈没事故、依然244人が行方不明
2014年 4月 21日13:21 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 韓国の南西沖で沈没した旅客船「セウォル」号の捜索は5日目に入りました。20日午後9時までに、58人が死亡、244人が依然として行方不明だ。不明者の中には中国人4人が含まれている。

 韓国海洋警察庁は同日、「船内への進入ルートを5ヵ所に拡張した。21日から、水中ソナー探査機による捜索を始める」と述べた。

 韓国検察と警察合同捜査本部は20日、セウォル号が沈没直前に珍島海上交通管制センターと交わした交信記録を公開した。それによりますと、管制センターが1回目の交信の時に緊急救援措置を取るよう指示し、その後も何度も乗客を船外に脱出させるよう促したが、セウォル号側は「救援はあるのか」などと繰り返すばかりで、乗客を脱出させたかどうかについて答えていない。韓国メディアは、セウォル号の乗組員の責任感の欠如が、乗客を脱出させる最善の時期を見逃すことになった、とみている。

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