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米下院、イラン次期国連大使候補の入国禁止法案を可決
2014年 4月 11日13:43 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 アメリカ議会では、7日の上院での法案可決に続き、10日に下院でも、イランの次期国連大使候補ハミド・アブタレビ氏の入国ビザ発給を拒否する法案を全会一致で可決した。オバマ大統領が署名すれば成立する。

 ホワイトハウスのカーニー報道官は10日、次期国連大使の人選を認めないことをイラン政府に伝えたと発表した。しかし、オバマ大統領が法案に署名するかどうかは明らかにされていません。そのうえで、カーニー報道官は「進行中のイラン核問題の交渉には影響しない」と述べた。

 一方、イラン外務省のアフハム報道官は9日、「イランの次期国連大使に対するアメリカの態度は受け入れられない」と反発した。

 候補のハミド・アブタレビ氏はイランのベテラン外交官で、オーストラリアや欧州連合(EU)大使などを歴任している。しかし、アメリカの一部の議員は、アブタレビ氏が1979年にイランのアメリカ大使館占拠事件に関与したと批判している。

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