Home > ニュース > 国際  > 中央アフリカ危機、安保理がPKO発足を決定
中央アフリカ危機、安保理がPKO発足を決定
2014年 4月 11日13:42 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 アフリカ中部の中央アフリカで暴力がエスカレートし、数十人の死者が出ている事態を受け、国連安保理が現地時間の10日に、平和維持活動(PKO)部隊を現地に派遣する決議案を全会一致で採択した。

 地元警察当局の発表によると、9日の衝突で30人が死亡し、そのうち半数以上が一般市民だということだ。また10日の衝突では13人が死亡したことも統計で分かった。

 安保理は10日、第2149号決議を採択し、兵士1万人と警察要員1820人からなるPKO部隊の派遣を決定した。この部隊は暴力衝突の抑制や移行への支持、一般人の保護、国境地域の監督及び国連支援の確保などの任務に当たる。

 決議案はパン・ギムン事務総長の提案として、PKO部隊の準備作業に約6ヶ月かける予定だ。9月15日までにPKO部隊が派遣できるように、まず中央アフリカに移行チームを発足させることにしている。

関連記事