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ヘーゲル米国防長官が空母「遼寧」に初乗艦
2014年 4月 8日16:30 / 提供:
着任後の初めての訪中を開始するヘーゲル国防長官

 アメリカのヘーゲル国防長官は7日に青島入りし、着任後の初めての訪中を開始しており、同日午後、中国の空母「遼寧艦」を視察した。西側メディアはそれを「史上前例のないオープンな挙動である」とコメントしている。ヘーゲル長官はこれまで、国防長官としてアジアを3回歴訪していたが、中国は訪問先から除外されていた。新華社が伝えた。

 中国人民大学米国問題学者の金燦栄氏は、「軍事は中米関係の最大の弱点だ。中米の経済関係は良好で、文化交流も密接に進められており、政治交流も正常だ。軍事関係の深さと広さが、やや劣る状況となっている。ヘーゲル長官は理性主義者、実務派で、共和党における温和派でもあり、戦争による問題解決を主張していない」と語った。

 上海の軍事問題専門家の倪楽雄氏は、「これは誠意の証だ。中国には何も隠すものがなく、米国との軍事関係を改善しようとしている。これは米国人が遼寧艦を視察し、自国の空母と異なる点を見る絶好のチャンスだった」と語った。

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 「ロシアの声」の7日付の報道によると、中国が、ヘーゲル国防長官が遼寧艦に上るのを認めたのは一石二鳥の目的がある。中国は軍事分野を高度に開放し、西側の不安を払拭する。その半面、それにより、北京会談で現れる緊迫した雰囲気を緩和することができる。  

(編集z)

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