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米国の監督・管理機関、パイロットにくれぐれも「空港を間違えて着陸」をしないよう警告
2014年 3月 28日9:54 / 提供:新華網日本語

 【新華社ワシントン3月28日】これまでの 4ヶ月で、米国は飛行機2機が空港を間違えて着陸する事件が発生している。米国家運輸安全委員会(NTSB)は26日これについて安全警告を出し、パイロットに警戒を維持し、空港を間違えて着陸あるいは滑走路を間違えて着陸しないように求め、また、5項の措置を提議した。運輸安全委員会のデボラ・ハース マン委員長は当日声明を発表し、「私たち皆がある時間に周囲の環境に対して警戒を失った経験があるが、パイロットが近くにある空港を間違えることは目標の空港あるいは間違って着陸した滑走路上で、災難的な結果を招くとみなされるでしょう。」と述べた。

 パイロットが空港あるいは滑走路を間違えて着陸するのを避けるため、運輸安全委員会は5項の措置を提起しており、それには飛行機の所在位置をクロス検証する、夜間の目標空港の識別および附近に他の空港がある際「特別な警戒を維持する」、目標空港の配置を熟知するような仕事をしっかりと準備する、最も精確なナビゲーションアシスタントを使う、および空港と滑走路が見えてきたことを報告する前に、目標空港をすでに正確に識別したことを確認するなどが含まれる。

 今年1月、米国・サウスウエスト航空のボーイング737型旅客機1機がミズーリ州のブランソンの空港に着陸する予定だったが、パイロットの肉眼での判断ミスにより、附近のグラハム・クラーク・ダウンタウン空港に間違って着陸した。幸い緊急的にブレーキをかけ、乗客は平穏無事だった。去年11月、ボーイング747型貨物機はカンザス州のマコーネル空軍基地に着陸する予定が、間違って19キロメートル離れた別の空港に着陸し、滑走路の長さが足りないため危うく離陸できなくなるところだったという。