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村山元首相、「村山、河野談話は否認されてはならず」
2014年 2月 28日14:28 / 提供:中国国際放送局
 日本の村山富市元首相は27日、「『村山談話』は日本が国際社会に対する約束であり、否認することを容認できない」と述べた。

 村山元首相はこの日、日本記者クラブで記者会見を行い、「1995年に『村山談話』が発表されて以来、自民党と民主党及び代々の日本政府は『村山談話』を引き継ぐ態度を表明している。これは、日本が国際社会に対する約束であり、否認してはならないばかりか、否認することもできない」と強調した。

 このほど、日本の政界で相次いで発せられた歴史に対する一連の言行に対し、村山元首相は「当時、日本は東京裁判を受け入れ、A級戦犯が処刑され、戦後の国際社会に復帰した。これは日本が国際社会に対する約束で、約束を無視し、或いは約束に背くことは、日本の国益にはならない」と強調した。

 また村山元首相は、安倍首相の「河野談話」を検証しようとする動きに対し、「慰安所は当時の日本軍の需要にあわせて設置したもので、政府も参与している。これは国際社会でも幅広く認識を得ている。1993年に自民党政権が『河野談話』を発表して以来、代々の政府がそれを受け継いでおり、それを検証しようとする安倍政権の動きは理解できない」と述べた。

 

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