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レバノンに避難したシリア難民、91万5000人に
2014年 2月 12日9:40 / 提供:中国国際放送局

 国連難民高等弁務官事務所は10日、ベイルートで、「これまでレバノンに避難しているシリア人は91万5000人にのぼる」と発表した。

 国連難民高等弁務官事務所によって、レバノンの各地域に設置された登録場所で、シリア難民の登録が行われていますが、これまでに、86万7000人が登録し、4万8000人が登録を待っている、としている。

 エスカレートするシリアの内戦に伴い、多くのシリア難民が隣国に絶えず流入している。その中で、レバノンは、シリア難民を受け入れている数が最も多い国だ。レバノン政府は「単独では、シリア難民がもたらした重い負担を背負いきれない」と何度も訴え、国際社会からの支援を呼びかけている。

 一方、シリアの国営通信は10日、「シリア政府と国連は、シリアのホムスの旧市街からの避難を確保するための一時的な停戦合意に基づき、避難住民の第3陣となる460人を10日、無事に避難させた。多くは女性や子供、お年寄りだ」と報道している。ホムスはシリア内戦の主な戦地の一つで、約3000人の住民が旧市街に残っていると伝えられている。