ロシアのソチ冬季オリンピックを控えて、米軍の軍艦2隻が黒海に入り、テロなどソチ冬季オリンピックの不測の事態に備えている。

　関係者によると、兵士500人を載せたアメリカ海軍の旗艦「マウント・ホイットニー」と「テイラー」は黒海に到着後、ソチ五輪の海上安全活動に取組む。また、地域の協力パートナーや同盟国などとの協力を強化し、合同訓練を実施して協調能力を高めていく。

　黒海沿岸都市であるソチは情勢が不安定な北コーカサス地域に隣接し、ソチ冬季オリンピックの安全問題は世界の注目を集めている。1月中旬、米国防省は黒海に軍艦2隻を派遣し、ロシアの要請があれば直ちに支援すると発表した。

　その後、オバマ大統領はプーチン大統領と電話会談を行い、「ソチ・オリンピックの安全と順調な開催を確保するため、米国は全力で支援する」との考えを示した。