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国連、シリア化学兵器廃棄の予定通りの完了を楽観視
2014年 1月 9日15:34 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 シリア化学兵器廃棄の査察・検証を行う化学兵器禁止機関と国連(UN)合同派遣団のシグリッド・カーグ特別調整官は8日、「廃棄予定の第一陣の化学兵器原材料の搬出が計画よりやや遅れているが、今年中に計画通りに廃棄任務を完了させるだろう」と述べた。

 カーグ調整官はこの日、国連安保理にシリアの化学兵器廃棄の進捗状況を報告した。今年6月30日までに全ての化学兵器を廃棄できるかどうかについて、カーグ調整官は、「現在、廃棄期限が延ばされる理由は見つかっていない」と述べた。

 第1陣の廃棄予定の化学兵器原材料は7日、ラタキア港からデンマークの商船に積んで搬出された。中国、デンマーク、ノルウェー、ロシアは軍艦を派遣して護衛に当たる。

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